宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。
とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。
建設業に特化した経理の知識を深めるため、
建設業経理士(2級)を受験することにしました。
(経審の点数にもかかわってきますからね)
これから時々、建設業経理士に必要とされる知識を、復習がてら書き込んでいきたいと思います。
ものすごく基礎からです。
今回は、
材料在庫の払出に関して。
◎用語の意味
☆
先入先出法・・・古い在庫から使っていくという仮定で、払出単価を算定する
☆
後入先出法・・・新しい在庫から使っていくという仮定で、払出単価を算定する
☆
移動平均法・・・購入単価が変わるつど、購入金額と残高金額の合計を、在庫の合計数量で割って算定した平均単価を払出単価とする
☆
総平均法・・・一定期間の繰越金額と購入金額の合計を、繰越数量と受入数量の合計で割って算定した平均単価を払出単価とする
●材料勘定について(例題)
(1)A材料の在庫は250個で、内訳は前月繰越分60個@150円、第1回仕入分90個@180円、第2回仕入分100個@130円であった。
そのうち80個を101号現場に出荷した。
A材料の金額は
☆先入先出法のとき ☆後入先出法のとき ☆総平均法のとき それぞれいくらか。
答え
☆先入先出法 60個×150円=9,000円 20個×180円=3,600円
9,000+3,600=
12,600円
☆後入先出法 80個×130円=
10,400円
☆総平均法 60個×150円=9,000円 90個×180円=16,200円 100個×130円=13,000円
9,000+16,200+13,000=38,200円
38,200円÷250個=152.8円
152.8円×80個=
12,224円
[1回]
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