宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。 とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。
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最近ではあまり見かけなくなりました「せんぐまき」。
上棟式に、お餅や小銭、あめなどを屋根の上からまくことです。たぶん地域限定の風習だと思われます。
数日前から近所のお子さんがいらっしゃるお宅などに知らせておくと喜ばれます。引っ越し前で時間が取れないときは、現場前に日時を掲示しておくこともあります。
昔の上棟式は大工さんたちを呼んで宴会をしていたそうですが、今はほとんどやりませんね。
そのかわりといいますか、せんぐまきはまだ健在です。ご近所の方々とのいい交流になりますし。
お餅などは用意してくれる業者を紹介しております。予算に合わせた「上棟式セット」もありますし、手間はさほどかかりません。
写真の場合では、お施主様のご家族が一人、他は当社の社員で行いました。
果敢に挑戦したご家族はまだ若い女の子。立ち上がって投げることはできませんでしたが、しゃがんだ体勢で何度もお餅をまいていました。
せんぐまきにはお餅などを神様に供えると同時に、厄払いの意味もあるそうです。
私が小さい頃、せんぐまきで拾ったお餅は焼いてはいけない、と言われていました。家が火事にならないようにという俗信のようです。
そのためもあって、我が家ではよく翌日の味噌汁に入っていました。煮過ぎるとどろどろに溶けるので火加減に注意です。
前のほうにはお子さんたちがいます。
大人は遠慮しつつ、たまに遠くまで飛んできたものを。
兄弟や友達で連れ立って来て、小さな子があまりひろえなかったのを見て、たくさんひろった子がわけてあげる光景も見られました。
店舗のせんぐまきも盛大で楽しいですが、個人住宅ではほのぼのした感じでまたいいですね。