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株式会社 金山建設 (事務員ブログ)

宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。 とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。

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菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(4)

思ったよりも長い記事になってしまいました。いっそ連載と呼びたい「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(3)」の続きです。

菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:断熱材これは屋根の裏側。断熱材を張り込んだところです。
壁にも同様に張り込んでいきます。前回の写真のように、瓦はもう乗っています。
断熱材には裏表(という表現で合っているのかどうか)があって、写真に写っていない裏側は銀色です。
規模は違いますが、こういう基本の工程は一般木造住宅と同じ。当然といえば当然ですが、この規模で木造はあまりないので、なんだか不思議な感じがします。


菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:間仕切り壁間仕切り壁ですが、ダブルの筋かいが入っています。耐力壁なんですね。
右側の壁のようにバッテン状に入っているのが筋かい。地震などで建物がたわむと、つっかい棒のように支えてくれます。
その他のひし形を作っているのは飾りです。地震などに関係はない・・・ことにはなっていますが、私としては多少は違うのではないかと思っています。
格子天井も建築基準法では耐力としては認められませんが、実はけっこう有効だと聞いたことがありますし。
あら、脱線しました。

菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:内装工事内部の仕上途中です。
逆光で見えにくいですね。
日本で白っぽい内装が好まれるのは、障子やふすまになじみが深いからだとか、しっくい壁に似ているからだとか、理由はいろいろありますが、単純に光を拡散して部屋が明るくなるというのもその一つです。
この写真も内装が完成していれば、同じ光量でもっと明るく映るはず。
ただ、拡散が過ぎると影が薄くなり、奥行きの薄い感じになります。ムードのあるレストランが照明を絞っているのは、このためです。

どうも今日は脱線しがちですが、先に進めましょう。

菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:大黒柱設置これは階段スペースでもある吹き抜け。あの大黒柱を、じりじり動かしているところです。
「きちんと計量したわけじゃないが、2トンくらいあっただろう」(担当者談)という大黒柱。
輸送から据え付けまで、どこまでも大変だったそうです。傷をつけてもいけませんしね。




そんな苦労の甲斐あって
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:階段設置どうです?
かなり現在のお店に近づいてきたでしょう。
まだ階段の手すりもついていませんが、形になってきました。

ようやく完成が見えてきたところで、たぶん次回が最終回。
せっかくですから明日は「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店」様へお邪魔して、おいしいお菓子を買ってこようと思います。
・・・台風の影響しだいですが。


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菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(3)

進路がそれたと思ったのもつかの間、台風13号が急角度で向かってきています。
徐々に弱くなっているようなので、早いうちに熱帯低気圧に変わるかもしれませんが、早くも植木鉢などを避難させているお宅もあるようです。どうぞお気を付けください。

では、「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(2)」の続きです。

搬入した木材を組み上げていく、建方といわれる作業。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:建方1ここに載せた写真には写っておりませんが、一般の住宅より木材が大きいので、通常より大きなクレーンを使用しての作業です。
これは1階部分の建方作業中。冬場は寒いですが、雨が少ないので助かります。
一番右側の柱は通柱といって、1階・2階を貫通する1本の木材となっています。建築基準法にも規定されている、構造上重要な柱です。
木造ではありますが、広い店内を確保するため、一部は鉄骨で梁を補強しています。店内の雰囲気を壊さず、仕上げをどうするかが思案のし所・腕の見せ所。
今回の主役。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:建方2店内に入ってすぐの、階段のある吹き抜けスペースです。
クレーンの大きさはこの柱の重さに合わせたといっても過言ではありません。未塗装の白木が冬の日差しに映えて美しいですね。
比べると見劣りするように感じますが、梁も見事です。木材についてはお施主様のこだわりが存分に発揮され、担当者から話を聞いただけの私にも、それ以上にお菓子にこだわるところが想像できるような気がしました。

建方は2階へ、そして屋根へと移っていきます。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:建方3屋根と床が張られると、建物の形がはっきりします。
そろそろ瓦屋さんの出番ですね。
床が張られたら壁下地も張ります。

いまさらですが、写真をクリックしますと別窓で拡大して見ることができます。




菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:透湿シート張透湿防水シート張の施工状況。
現場では「透湿シート」と省略して呼ばれることが多いため、小耳にはさんだお客様が「防水シートじゃないの?」と誤解されることも。
名前の通り水は通さず、湿気は通します。壁内の湿気を屋外に排出し、壁内の結露を防止するためです。





菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:屋根屋根瓦の施工状況。

うわあ・・・すいません、高い所って苦手なんです、私・・・写真を見ただけで嫌な汗が出ます。
地面から目をそらして、と。

整然と並んだ屋根瓦。勾配がきついので、足場もきっちり組んであります。このきれいな屋根瓦が、何年もの風雨と灼熱の太陽をしのいでくれるのです。

工程もずいぶん進みました。次は内部工事です。


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菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(2)

「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(1)」の続きです。

まずは給排水の配管から。建物を建ててからは簡単にいじれない部分ですので、慎重に。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:給排水工事写真は排水管。手前に見えているのが公共桝で、この桝から先が宮崎市下水道課の管轄です。
立ち上がっているのは掃除用の桝。横の配管は土がかぶっていて見えませんね。

下水配管が終わったら上水道・電気など、土間コンクリートの打設準備と並行して進めます。
今回はお菓子の製造も行う店舗ですから、配管も住宅とは多少違いました。

菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:土間コンクリート土間コンクリートの打設状況です。
コンクリートミキサー車から流し入れたコンクリートは、バイブレーターなどの道具を使って平らに敷きならされます。
わかりづらいですが、左側にまだコンクリートが乗っていない部分が見えているのです。
格子状に組まれた鉄筋の下にある、白っぽいものは防湿フィルム。
「昔の家は、湿気が上がってきて・・・」という話をたまに聞きますが、そのために床下が高く、風通しよく造ってあったのです。
現在では地面から上がってくる湿気は、このフィルムでカット。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:基礎完成基礎が完成したところ。
ちょうど上の写真の、右側から写しています。
土間コンクリートも見事にまっ平ら。
お店に行かれたことがある方は、小さく仕切られたここが何か、わかるかもしれませんね。
次は基礎の立ち上がりに、土台を乗せていきます。
金山建設では加圧注入した防腐・防蟻効果の高い、緑の木材を使用。これは一般の戸建住宅も同じです。



菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:木材搬入なにしろ木造ですから、当然、木材がたくさん必要です。
あらかじめ決められた寸法に裁断された木材たちが、どどんと搬入されたところは圧巻です。
同時に足場の設置が始まりました。二階建とはいえ、建物の高さは実質三階建。足場を組む職人さんは軽々としているように見えますが、私は絶対登りたくない高さです。
写真の中央やや左に、ごろんと転がっているのがこの店舗の主役。

次は建方。ようやく大工さんの出番です。(あ、搬入された木材を別の場所で裁断したのも大工さんです)
建物は本当にたくさんの人の手を通して造られていくんですね。この記事を書いているとつくづくそう思います。

それでは皆様、よい連休をお過ごしください。


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菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(1)

秋といえば行楽・趣味・スポーツ、いろいろありますがやはり食欲!
というわけではありませんが、今回ご紹介するお客様は「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店」様です。
この規模の店舗としては珍しいこだわりの木造建物ですので、施工の様子もご覧いただこうと思います。
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:施行前木造だけに構造設計には苦労されたそう(担当者談)ですが、難しいところはさくっと省略して、まずは施行前。
ここには古い木造建物がありました。その昔は宮崎神宮を訪れる参拝客のための旅館だったとか。長い間ご苦労様でした。



取り壊しが終了しましたら、縄張りをします。


nawabari.JPG縄張りとは、建物の形を実際の敷地に出したもの。具体的な大きさがわかります。お施主様もこれを見て実感を持たれる方が多いようです。

昔(江戸時代)は地面に直接間取りを書いて、その上に建てていったそうです。もちろん設計図はなし。
よほどの大店や凝った建物ですと図面があったそうですが、もちろん毛筆で墨描きだったわけですよね。字が下手な私は江戸時代に生まれなくて良かった。

次は菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:スウェーデンサウンディング試験地盤強度の検査試験です。

スウェーデンサウンディング方式の地盤検査。特に問題のある地質でなければ、この方法が一般的です。
簡単にいうと、ねじ状のパイプを地面に挿入するとき、どのくらいの力でどのくらいの深さに到達するか、ということを測定します。それを元にして強度を計算するのです。




jichinsai.JPG
地鎮祭です。
残念ながら時折小雨模様の中、工事中の安全と建物の完成を祈願して行われました。
かなり立派な地鎮祭です。禰宜はご近所のよしみ(?)で宮崎神宮にお願いしました。私なんかは「神武様」といったほうがなじみがありますけれども。
やけにテントの密閉度が高いのは寒いからで、冬でした。



菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店:杭打ち試験の結果、改良のために地中杭を打つことになりました。
セメントミルク工法といいます。
計算により、敷地の数か所に設置します。
これも一般的な工法ですね。

次は敷地内の給排水工事、それからいよいよ基礎工事にかかります。


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施工済み注文住宅をご紹介:O邸

当社で施工させていただきました、注文住宅のご紹介です。O邸外部
施工例というのもそっけないような、作品というのも口はばったいような・・・

屋根にはソーラーパネルが設置されています。太陽光発電システム採用の住宅です。
宮崎の気候の特徴の一つに、冬季日照量が多いことがあります。初期投資は必要ですが、原油価格の高騰で電気料金なども上がりがちな昨今、おさいふにも環境にも配慮した、一歩進んだエコですね。

O邸内部写真1玄関を入ったところ。

曲線の階段がまず目を引きます。外国映画に出てきそうでしょう?
手すりを滑り台にしようなんて、決して考えないでくださいね。(私はキャンディ・キャンディ世代)
玄関ホールからも洗面所に入れる間取りで、どろんこになったお子様も浴室に直行できます。


O邸内部写真2作りつけのキャビネットとカウンター下をオープンにした棚で、収納を豊富に取りました。
対面式キッチンカウンターのいいところは、カウンターが配膳台や食器をさげるときに利用できることです。
間取りによってはその分キッチンの奥行きを深く取るなど、お好みで。

O様、ありがとうございました。




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