宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。 とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店(1)」の続きです。
まずは給排水の配管から。建物を建ててからは簡単にいじれない部分ですので、慎重に。
写真は排水管。手前に見えているのが公共桝で、この桝から先が宮崎市下水道課の管轄です。
立ち上がっているのは掃除用の桝。横の配管は土がかぶっていて見えませんね。
下水配管が終わったら上水道・電気など、土間コンクリートの打設準備と並行して進めます。
今回はお菓子の製造も行う店舗ですから、配管も住宅とは多少違いました。
土間コンクリートの打設状況です。
コンクリートミキサー車から流し入れたコンクリートは、バイブレーターなどの道具を使って平らに敷きならされます。
わかりづらいですが、左側にまだコンクリートが乗っていない部分が見えているのです。
格子状に組まれた鉄筋の下にある、白っぽいものは防湿フィルム。
「昔の家は、湿気が上がってきて・・・」という話をたまに聞きますが、そのために床下が高く、風通しよく造ってあったのです。
現在では地面から上がってくる湿気は、このフィルムでカット。
基礎が完成したところ。
ちょうど上の写真の、右側から写しています。
土間コンクリートも見事にまっ平ら。
お店に行かれたことがある方は、小さく仕切られたここが何か、わかるかもしれませんね。
次は基礎の立ち上がりに、土台を乗せていきます。
金山建設では加圧注入した防腐・防蟻効果の高い、緑の木材を使用。これは一般の戸建住宅も同じです。
なにしろ木造ですから、当然、木材がたくさん必要です。
あらかじめ決められた寸法に裁断された木材たちが、どどんと搬入されたところは圧巻です。
同時に足場の設置が始まりました。二階建とはいえ、建物の高さは実質三階建。足場を組む職人さんは軽々としているように見えますが、私は絶対登りたくない高さです。
写真の中央やや左に、ごろんと転がっているのがこの店舗の主役。
次は建方。ようやく大工さんの出番です。(あ、搬入された木材を別の場所で裁断したのも大工さんです)
建物は本当にたくさんの人の手を通して造られていくんですね。この記事を書いているとつくづくそう思います。
それでは皆様、よい連休をお過ごしください。