宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。
とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。
秋といえば行楽・趣味・スポーツ、いろいろありますがやはり食欲!
というわけではありませんが、今回ご紹介するお客様は「
菓匠蒸氣屋 宮崎神宮東店」様です。
この規模の店舗としては珍しいこだわりの木造建物ですので、施工の様子もご覧いただこうと思います。
木造だけに構造設計には苦労されたそう(担当者談)ですが、難しいところはさくっと省略して、まずは施行前。
ここには古い木造建物がありました。その昔は宮崎神宮を訪れる参拝客のための旅館だったとか。長い間ご苦労様でした。
取り壊しが終了しましたら、縄張りをします。
縄張りとは、建物の形を実際の敷地に出したもの。具体的な大きさがわかります。お施主様もこれを見て実感を持たれる方が多いようです。
昔(江戸時代)は地面に直接間取りを書いて、その上に建てていったそうです。もちろん設計図はなし。
よほどの大店や凝った建物ですと図面があったそうですが、もちろん毛筆で墨描きだったわけですよね。字が下手な私は江戸時代に生まれなくて良かった。
次は
地盤強度の検査試験です。
スウェーデンサウンディング方式の地盤検査。特に問題のある地質でなければ、この方法が一般的です。
簡単にいうと、ねじ状のパイプを地面に挿入するとき、どのくらいの力でどのくらいの深さに到達するか、ということを測定します。それを元にして強度を計算するのです。
地鎮祭です。
残念ながら時折小雨模様の中、工事中の安全と建物の完成を祈願して行われました。
かなり立派な地鎮祭です。禰宜はご近所のよしみ(?)で宮崎神宮にお願いしました。私なんかは「神武様」といったほうがなじみがありますけれども。
やけにテントの密閉度が高いのは寒いからで、冬でした。
試験の結果、改良のために地中杭を打つことになりました。
セメントミルク工法といいます。
計算により、敷地の数か所に設置します。
これも一般的な工法ですね。
次は敷地内の給排水工事、それからいよいよ基礎工事にかかります。
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