宮崎市にある地域密着の工務店・株式会社 金山建設の事務員が、地元の情報や物件の情報をお送りします。 とかく激動の建設業界ですが、その内幕はあまり知られていません。一般の方にも少しでも知っていただけたらと思います。
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ここからは、実際に住宅瑕疵担保履行法が適用される場合、どういった手順で行われるのかを紹介します。
この手順は「保険」の場合ですのでご留意ください。また、業者は指定保険法人と契約済みとしておきます。
ここでは、財団法人 住宅保証機構の「まもりすまい保険」(以下、保険法人)の場合としております。その他の保険法人の手順は個別にお問い合わせください。
●一戸建・注文住宅
1.設計:「設計内容確認シート」の項目に沿って、設計図書等の内容を確認。
2.契約:「住宅取得者様用重要事項説明書」等により保険契約の内容をお施主様にご説明します。その後、「保険契約確認シート」にお施主様と当社が署名または捺印し、当社から保険法人に提出します。
3.確認申請
4.確認通知
5.保険契約の申込み:着工前までに「保険契約申込書」、「設計内容確認シート」を保険法人に提出します。
6.着工
7.現場検査:階数が3以下の住宅は2回、階数が4以上の住宅は3回以上の現場検査を行います。
8.保険証券の発行申請:引き渡し日が決定したら、「保険証券発行申請書」、「保険内容確認シート」、「検査済証」等を保険法人に提出します。
この後、保険法人より発行される「保険証券」等は、保険期間満了日まで当社にて保管いたします。
9.お引き渡し:お施主様に再度「住宅取得者様用重要事項説明書」で内容をご説明し、「保険付保証明書」をお渡しします。
●共同・分譲住宅
繰り返しになりますので、一戸建・注文住宅の場合と違う部分のみ抜粋します。
保険の申し込みをするのは原則として販売業者となります。
販売の形態上当然ながら、上記5にある【着工前までに「保険契約確認シート」を提出】というのは無理ですので、「保険契約申込書」、「設計内容確認シート」のみを提出します。
売買契約締結時に、上記2のご説明等を行います。
◎保険証券発行申請時に未入居の住居がある場合は、「引き渡し住宅管理簿」を作成し、「保険契約確認シート」等に添えて保険法人に提出します。
現在のところ指定を受けた保険法人は4社、財団法人 住宅保証機構 株式会社 住宅あんしん保証 ハウスプラス住宅保証 株式会社 株式会社 日本住宅保証検査機構です。
実は今までも同様の制度として、「住宅性能保証制度」というものがありました。当社でも登録店として利用させていただいておりましたが、こちらは法令で義務付けされてはいませんでした。
住宅保証機構では従来の「住宅性能保証制度」の新規受付を停止し、以後は「まもりすまい保険」に移行することになります。
書類や説明がたくさんあってご面倒でしょうが、ご理解とご協力をお願いいたします。